陶芸の魅力にふれるひととき 〜江上先生を迎えて〜

カレッジくまもとRinでは多様な体験活動を行っています。今回はその中でも、創作の楽しさと集中力、そして自分らしさを大切にできる【陶芸教室】を開催しました。

講師としてお迎えしたのは、熊本を拠点に活躍されている陶芸家・江上晋先生（江上晋 公式プロフィール）。繊細な技法と深い表現力で多くの作品を生み出してこられた江上先生のご指導のもと、参加者たちは“象嵌（ぞうがん）”という技法に挑戦しました。

象嵌とは、異なる色の粘土を組み合わせて模様を作り出す技法で、土に刻んだ模様に別の色の土を埋め込み、焼き上げることで繊細で美しい模様が現れます。今回の体験では、参加者一人ひとりが思い思いの模様を丁寧に刻み、じっくりと土と向き合いました。

初めての挑戦に「難しい！」という声もありましたが、江上先生のやさしく丁寧なサポートにより、次第に手が慣れ、夢中になって制作に取り組む姿が見られました。形になっていく喜びや達成感が、参加者の表情にあふれていました。

終了後には、「自分で作れたのが嬉しい」「またやってみたい」「土を触ると落ち着く」といった声が多数寄せられ、陶芸のもつ癒しと表現の可能性を改めて感じる時間となりました。

カレッジくまもとRinでは、今後も地域の専門家の方々と連携しながら、参加者の自己表現や職業的可能性を広げる活動を継続してまいります。